プラスチック関連業界ではタルクパウダー充填時に粉じんの発生とタルク粒子分散の課題があります。これらの課題を解決するための方法の一つに、タルクパウダーをオレフィン系樹脂に高濃縮したマスターバッチがあります。1999年海城美潤化工有限会社はタルクマスターバッチを生産するために設立されました。 この製品はタルクの活用範囲を拡大すると同時に製品の生産性向上と品質安定を確保できるメリットをもっています。年間生産量は10万トンにまで伸ばすことができました。
製品は自動車の内外装材用複合PP、家電、エンジニアリングプラスチックなどの領域に広く使われ、アメリカ、ヨーロッパ、東南アジアまで販売しています。
タルクが充填されたコンパウンド製品は耐熱性、引っ張り強さなど機械的物性改善効果だけでなく、無機物充填剤としての素材代替による原価低減効果も期待することができます。